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ワキガ対策検証:オロナインの効果を試してみた

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ワキガ対策検証:オロナインの効果を試してみた

僕はオロナインが好きです。
ニキビやしもやけになりやすいので、オロナインは万能薬のイメージで常備していますし、よく使います。
ネット上ではワキガ対策としてオロナインをすすめられていることがあり、今回はこれを検証します。
結論から言うとワキガは治りませんが効果はゼロではありません。
一時期、僕自身もワキガのケアに使っていたことがあります。


 

オロナインH軟膏とは

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1953年発売の超ロングセラー皮膚疾患外傷治療剤です。
殺菌消毒に有効な主成分が熱傷・外傷や細菌真菌感染症に効果を示す、とされている。(ウィキペディアより)
第二類医薬品のため、薬剤師または各都道府県が認める登録販売員が常駐する店舗ならば販売可能です。
スーパーでは売っていないことが多く、ドラッグストアで買える手軽さがあります。

オロナインの成分と効能を知ろう

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有効成分(1g中)
クロルヘキシジングルコン酸塩液(20%):10mg

添加物
ラウロマクロゴール
ポリソルベート80
硫酸Al/K (乾燥硫酸アルミニウムカリウム)
マクロゴール
グリセリン
オリブ油
ステアリルアルコール
サラシミツロウ
ワセリン
自己乳化型ステアリン酸グリセリル
香料
精製水
ステロイドは入っていません。

オロナインの説明書より引用

「乾燥硫酸アルミニウムカリウム」は焼きミョウバンのことです。
これに関しては後述します。

 

主成分:クロルヘキシジングルコン酸塩液とは?

オロナインでは主成分クロルヘキシジングルコン酸塩液です。
殺菌消毒効果のある成分で
外皮用殺菌消毒剤として使われたりします。
この成分が皮膚に残ることで抗菌効果もあります。
病院で広く使用されている殺菌消毒薬であるヒビテンの主成分でもあります。

「やけどや切り傷の感染症」を防ぎますが、その反面、殺菌とは関係のない湿疹皮膚炎虫刺されには効果はありません。
また、真菌(カビ)に対しては効果が劣り、ウイルスに対しては無効です。

参照元
医薬品ストーリー第1回「オロナインH軟膏」

おくすり110番 クロルヘキシジン グルコン酸塩

 

副成分:乾燥硫酸アルミニウムカリウム(焼きミョウバン)

ミョウバン(明礬)はワキガ対策としてはよく使用されるものです。
乾燥したものを焼きミョウバンとも言い、ナスのつけものの発色を良くするために使われたり、
中華麺やワンタンに「かんすい」も同じもので、小麦粉に混ぜることで柔らかさや弾力性をもたせ、ラーメン特有のコシや風味を出すために使われます。
このようにミョウバンは食品添加物としても広く使われる安全なものです。

そのほか、ミョウバンには収斂(しゅうれん)作用殺菌作用があり、古くから制汗・防臭に使われてきました。
また水に溶けると酸性になる性質があり、ワキガにおいては雑菌の繁殖を防ぐ効果があります。

その他の副成分としてはワセリンが含まれます。
これらの副成分に関しては含有量の公開がされていないため、どの程度の効果があるかは解りません。
このため主成分をもとに検証をしていきたいと思います。
ワキガ対策の観点からはオロナインは殺菌系に分類されます。

 

オロナインの使用感

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  • 若干固めのクリーム(ニベア青缶やワセリンよりも柔らかい)
  • 少量をしっかり塗り込むことでクリームの白さがなくなる
  • 塗った後はわずかにツヤが出る
  • オロナイン特有の昔ながらの香りがする(嫌なにおいではないが、脇に塗ると少し気になる)
  • オイリーな感じはあまりなく、水で洗えばわりとすぐに落とせる
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オロナインを塗った部分。肉眼でみるとわずかにツヤがあるが目立たない

オロナインのワキガ対策検証

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以上を踏まえて実際にワキガに効果があるのかを確かめたいと思います。

検証方法

  1. オロナインH軟膏を脇の下に塗布する
  2. 左脇のみオロナインを塗布し、右脇は何も塗らない
  3. その後定期的にワキに鼻をつけて匂いを嗅ぐ
  4. 時間帯によりどのくらい匂いが出ているか左右の脇の下を比較し、持続性を確かめる

被験者:私(ワキガ&多汗症、痩せ型、ワキ毛少なめ、30代男性)

全くケアしない状態だと夏の蒸し暑い日には朝にシャワーを浴びても昼前に脇の下が匂いはじめる人

検証開始

530日に検証。
晴れているが、風が強く、湿度は低くやや涼しい日。

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  • 朝 09:30
    出勤前に脇の下にオロナインを塗布。
  • 12:00
    昼休みまでは全くワキガの臭いなし。しっかりとしたオロナインの香りが感じられる。
  • 17:00 夕方
    ワキに鼻をつけて嗅ぐとオロナインの香りに混ざって少し匂いがする
    なにも塗っていない右脇の方が匂いが少ない。
  • 20:00
    近くで匂いを嗅ぐとオロナインの香りに混ざってしっかりと匂いがする。

 

ワキガ対策としてのオロナイン効果まとめ

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感想としては正直、「イマイチ」といったところです。

オロナインのラベルや説明書には多岐にわたる使用方法が書かれていますが、そもそもオロナインのメーカーである大塚製薬は体臭予防や消臭に使えるといったアピールは一切していません。

ワキガ対策の観点からすると、殺菌作用により決してワキガへの効果はゼロではないと考えます。
しかし、その効果も特定の条件がないと実感しないのではと推測します。

  • 乾燥した日
  • 暑くない日
  • 短い時間
  • 極度な多汗症ではない

制汗に関してはオロナインにはミョウバンが含まれますが副成分ですので収れん作用による制汗の機能はそれほどないと考えます。
僕の場合は暑ければオロナインを塗っていても普通に汗が出ました。

このため塗布後に汗をかけばクリームと相まって蒸れにつながります。
夏の蒸し暑い時に使ったことがあるのですが、オロナインを塗った状態で汗をかくと体温や水分から軟膏が溶け、脇の下がニュルニュルと滑る感覚があます。
あまり気分のいいものではありませんし、このときは消臭効果もかなり早い段階で効果を失っていました。

このような使用感から、汗で脇の下からオロナインの成分が少しずつ溶け殺菌の効果は低下し、のちにワキガの匂いを発しているものと想像します。
以上のことから、蒸し暑い時にはオロナインを使用をおすすめしません。

もしどうしても使う場合はシーズンとしては秋から春先にかけての涼しく乾燥する季節、短時間の使用が好ましいと思います。
量は塗りすぎるとベタベタし、軟膏の匂いが強くなりますのでごく少量を。

湿度や気温が低いときはクリームを塗布して成分が残っている間は殺菌効果が続くものと考えられます。
オロナインは手近な薬ですし、安心感のある軟膏です。
デオドラント製品を切らしてしまったときのちょっとした代用品としては良いのかもしれませんが、使いどころが限定されたりと日常的に使うべきでは無いと考えます。

以上、報告を終わります。

真剣にワキガのケアをしたい人はデトランスαをおすすめしたい 

ワキガ多汗症の場合、クリームやスプレーが汗で流れて効果が弱まります。
たとえ殺菌力が強いデオドラントでも流れてしまっては意味がありません。
多汗症の人は制汗力の強いデオドラントが重要です。

ワキガで多汗症の僕が使っているデトランスαに関しては以下のページをご参照ください。
デトランスα(アルファ)はワキガを本気で悩んでいる人は試して!

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