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起立性調節障害のセルフチェックリスト

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起立性調節障害のセルフチェックリスト

寝坊や朝起きられないことが多いが、自分が起立性調節障害かどうか知りたい。
そんな人のためにセルフチェックをするための情報を集めました。

 

起立性調節障害とは?

起床時や日中の血圧が低く起きられず寝坊してしまう、日中の活動に集中ができないといった症状の病気です。
心と身体のバランスが崩れることが原因ですので誰にでも起こりえますが、若年者に特に多いのが特徴です。
中学生や高校生に多く、症状が重い場合は学業や進学に影響を及ぼす可能性もあるため慎重に対処する必要があります。

起立性調節障害に関して詳しく紹介しているページはこちらです。

中学生・高校生の寝坊「起立性調節障害」基礎知識

中学生・高校生の寝坊「起立性調節障害」基礎知識

起立性調節障害になりやすい人の特徴を見ていきましょう。

起立性調節障害になりやすい人の身体的特徴

  • やせ型
  • 身長は低め
  • 色白
  • お腹がぽっこり出ている

 

内臓下垂

外から見て解る特徴として内臓下垂が挙げられます。
痩せているのにお腹が出っ張っているいわゆる「胃下垂」「腸下垂」といったもの「ぽっこりお腹」があてはまります。
内臓下垂は腹部をレントゲンで見ると胃や小腸、大腸など内臓のすべてが下がっている状態です。
腹圧が弱い内臓を支える筋肉の力が充分でないためにおこります。
病気とまでは言えるものではありませんが、内臓の筋肉も痩せているため身体機能が弱いといえます。
起立性調節障害を訴える人はこの「内臓下垂」である場合が多いといわれています。

腹圧が強い状態とは?

誰でも簡単に感じることができます。
お腹に力を入れてへこませた状態です。
腹圧が弱い人は実際にやってみると体感しやすいです。

どうしたら腹圧が上がるのか

腹圧を上げるために必要な筋肉は4種類あります。

  1. 腹横筋が内臓の側面を覆っています。
  2. 横隔膜は内臓の上側
  3. 骨盤底筋群は内臓の下側
  4. 多裂筋は内臓の後ろ側

日頃からお腹に力を入れ腹圧を高めることで内臓下垂を防ぐことができます。
また猫背も腹圧には悪影響を与えます。

 

 

外見からは解らないレントゲンで解る身体的特徴

滴状心

※写真はレントゲンのイメージ

(てきじょうしん、drop heartpendulous heart)
胸部のレントゲンを撮影したときに心臓が通常よりも小さく細長いため水滴のような形状をしている心臓を滴状心といいます。
これは肺の含気が多くなり肺が過膨張から横隔膜の位置が下がり心臓が両肺から押されて長細い形になるといわれています。
血液を押し出す力が弱いため、全身の血のめぐりがあまり活発ではありません。
慢性的に低血圧傾向のためスポーツには向かない心臓とされていますが、心臓の機能的には異常とまでは言えないため病気ではありません。
起立性調節障害を訴える人はこの「滴状心」である場合が多いといわれています。

 

起立性調節障害になりやすい人の体質的特徴

  • すぐに風邪をひきやすい
  • 頭痛やめまいが多い
  • 食欲不振、胃もたれが多い
  • 体育は見学が多い
  • 学校を休みがち
  • アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎がある
  • このような特徴からいわゆる虚弱体質とみられる人が多い
  • 皮膚や粘膜が弱いため、アトピーやアレルギーを持病として持っていることもあります。

 

 

起立性調節障害になりやすい人の性格的特徴

  • おとなしい
  • 生真面目
  • 完璧主義
  • 繊細、傷つきやすい
  • 寂しがりや
  • くよくよと考えこんでしまう

性格的特徴は本人からは解りづらい場合があります。
身近な複数の人からどんな特徴かを聞くのも自分の性格を把握するのに役立つでしょう。

またこれらの性格でいることが決して悪いという訳ではありません。

  • おとなしい→協調性がある
  • 生真面目→何事も真剣に取り組める
  • 完璧主義→最後までやり遂げる責任感がある
  • 繊細、傷つきやすい→感受性が豊か
  • くよくよと考えこんでしまう→自覚し反省できる

一見、短所として思われがちな特徴ですがこのように見方を変えるとよい特徴でもあります。
他の人と違うということは他の人よりもそういった部分が長けていることでもあります。
当てはまるからといって無理に変える必要はありません。

しかし、身体はつらいのに無理をするのは禁物です。

  • 頑張りすぎる
  • 完璧を目指してしまう
  • 周囲の期待に答えようとする

このような行動は身体的、精神的なストレスなってしまいます。
ストレスから自律神経のバランスを崩して起立性調節障害となる原因となります。

 

1.起立性調節障害の見分け方 セルフチェックリスト

大症状

A 立ちくらみやめまいをおこしやすい

しばしばそっと立つ例も含める [ ]

ときどき週に1度程度 [ ]

たまに週に1度程度   [  ]

なし   ( )

 

B ずっと立っていると気持ち悪くなる

しばしば週に1度程度[]

ときどき月に1度程度[]

たまに…2ヵ月に1度程度[]

なし ( )

 

C 入浴時や嫌なことを見聞きすると気持ち悪くなる

しばしば入浴のたびに []

ときどき入浴回数の半分以上[]

たまに…2ヶ月に1度程度( )

なし( )

 

D 少し動くと動悸や息切れがする

しばしば週に3回以上[]

ときどき週に1~2回[]

たまにそれ未満()

なし()

 

E 朝起きが悪く、午前中調子が悪い

しばしば週に3回以上[]

ときどき週に1~2回[]

たまにそれ未満()

なし()

小症状

a 顔色が青白い

しばしば週に3回以上[]

ときどき週に1~2回[]

たまにそれ未満()

なし()

 

b 食欲がない

しばしば週に3回以上[]

ときどき週に1~2回[]

たまにそれ未満()

なし()

 

c 腹痛がする

しばしば週に3回以上[]

ときどき週に1~2回[]

たまにそれ未満()

なし()

 

d 疲れやすい、だるい

しばしば週に3回以上[]

ときどき週に1~2回[]

たまにそれ未満()

なし()

 

e 頭痛がする

しばしば週に3回以上[]

ときどき週に1~2回[]

たまにそれ未満()

なし()

 

f 乗り物酔いをしやすい

しばしば乗るたびに[]

ときどき乗る回数の半分以上[]

たまに2ヵ月に1度程度()

なし()

 

セルフチェックリスト判定

[]にチェックしたもののみを陽性とします。

()のチェックは陰性です。

つぎのいずれかであれば起立性調節障害の疑いがありますので、病院を受診してみましょう

①大症状の陽性が3個以上

②大症状の陽性が2個以上、小症状の陽性が1個以上

③大症状の陽性が1個以上、少症状の陽性が3個以上

 

出典:うちの子が「朝、起きられない」にはワケがある―親子で治す起立性調節障害 森下克也著 P.45-47

 

次のページでは起立性調節障害に関して詳しく解説しています 。ぜひ見てみてください。

中学生・高校生の寝坊「起立性調節障害」基礎知識

中学生・高校生の寝坊「起立性調節障害」基礎知識