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ワキガ対策に薬用せっけんミューズで体を洗うのはちょっと待って!

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ワキガ対策に薬用せっけんミューズで体を洗うのはちょっと待って!

薬用せっけんミューズでワキガの匂いは無くなります。
ですが、一部の人は余計に臭くなってしまう可能性があるためおすすめしないという話です。


ワキガのしくみをおさらい

一般的な汗はエクリン腺という汗腺から出るもので酸っぱい匂いやいわゆる汗臭い匂いがするものです。
ワキガ(腋臭)の元となる汗はこれと異なり、毛穴の下にあるアポクリン腺と呼ばれる汗腺から出る脂質とタンパク質を多く含んだ汗が出ます。
脇の下の常在細菌(ジフテロイド菌)が汗腺からの分泌物を分解することで鉛筆の芯の匂いやネギの匂いといわれる腋臭特有の匂いを発します。
しかし、常在細菌の中には表皮ブドウ球菌という悪臭を抑える菌もあることが知られています。
この表皮ブドウ球菌は浴槽への入浴で約90%、シャワーで約80%が流れてしまいます。
流れたあとは少しずつ繁殖していきます。

デオドラント製品は3種類しかない

これに対して体臭を予防したり消臭したりするデオドラント製品は様々なものが流通していますが、大きく分けて3種類に分類できます

 

  • 殺菌系
    機能面では殺菌が中心のもの。制汗作用はありません。
    薬用せっけんミューズで体を洗うなどの使い方が含まれる。

 

  • 制汗系
    汗を止める成分が中心のもの。殺菌作用はありません。
    オドレミンがこれにあたります。

 

  • 殺菌&制汗系
    文字通り両方の効果を持つもの。
    AG+といったスプレー系のデオドラント剤がこれにあたります。
    香料などでさわやかな匂いを付加するものも多いですね。

 

ミューズはどうなのか?

制汗はしませんので汗は出続けますが、殺菌をするため匂いがしなくなるという効果があります。
しかし、その後脇の下が不衛生な状態になった場合は菌が繁殖します。
むしろ、ミューズで表皮ブドウ球菌も一緒に殺菌&洗い流してしまったため、自ら匂いの原因となるジフテロイド菌が繁殖しやすい状態にしているのです。

このような状態になると延々と殺菌を繰り返さないといけません。

殺菌をし続けなければいけないサイクル

例えばこのようなことが想定されます。

寝る前に夜お風呂に入ってしっかりと脇の下を洗って清潔にする

翌朝起きるとワキガの匂いがするので朝にもシャワーを浴び脇の下をしっかりと洗う

出かける前にデオドラントスプレーをかける

昼ごろに匂いが出始め、夕方ごろにまた臭くなる
このため匂いが強くなる前に、日中デオドラントスプレーや汗ふきシートなどを使い匂いを防ぐ

家に帰宅し、お風呂に入って脇の下を清潔にする
繰り返し

これは何を意味しているかというと、殺菌をすることによって菌が繁殖しやすい状態を作ってしまい、常にケアを怠ってはいけないということです。
このような点から、僕は殺菌系のデオドラントをおすすめしていません。

薬用せっけんミューズで実際に脇の下を洗ってみました

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以上のように事前にどのような効果が見込まれるか把握した上で、検証のため脇の下をミューズで洗ってみました。
実際に試してみなければ本当かどうかは解りません。

ミューズで洗ってみた

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洗いはじめは泡立ちも良く、しっかりとした泡が立ちます。
お湯で流すと通常のボディーソープと異なり泡切れはあまり良くなく、ヌルヌルとした感覚がしばらく続きます。
洗いあがりは肌がキュッキュッとするような特有の強いつっぱり感があります。

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これがしっかり洗えたような気分になりますが、脱脂力(肌の表面の油分を取る効果)が強いだけです。
お風呂からあがり、体を拭くとミューズ特有のやさしい石鹸のにおいがします。
いかにも昔ながらのせっけんの匂いに安心感を感じます。

 

そのまま仕事に行く

5月下旬の陽気ではそれほど暑い日は少なく、汗も少ない方です。
昼過ぎくらいに脇の下の匂いをチェックしたところ、ワキガの匂いはしませんでした。
夕方、午後7時頃脇の下の匂いをチェックしたところ、わずかにワキガの匂いがし始めました。

以上の結果から言えるのは

  • 夏などの蒸し暑い環境では汗の量も多くなることから、ジフテロイド菌が繁殖する可能性が高い
  • 長時間の放置はこれらの最近の繁殖がさらに進むため匂いが強くなる可能性が高い
  • ストレスなどでワキ汗が出てしまう多汗症の人は冬でも蒸れる場合があり、匂いが強くなる可能性が高い

まとめ:こんな人はミューズをおすすめしません

これらを踏まえて、薬用石鹸ミューズはどんな人は使ったらいけないのか?

  • 夏の炎天下の中で仕事をする職人さん、厨房で働く調理師さん高温の場所で長時間働く方
  • アパレルなどの接客業がお仕事休憩がなかなかとれない方

このような長時間ケアできない勤務中にケアができない場合は殺菌系のワキガ対策は不向きです

 

余談

「ミューズ」は日本人が親しんだブランドの安心感からオススメする人が多いですが、僕はP&Gが海外戦略のために手放したブランドと考えています。
これは有効成分が日本では使用できても海外では一部地域で禁止されています。
日本でこれだけ根強い人気や安心感のある商品なのに海外で販売をしなかった理由はこれだと思っています。
現在の「ミューズ」は中国で製造され、イギリスに本社を置くレキット・ベンキーザーの1ブランドとなっています。

おすすめのデオドラントはデトランスα

ワキガ多汗症の場合、クリームやスプレーが汗で流れて効果が弱まります。
たとえ殺菌力が強いデオドラントでも流れてしまっては意味がありません。
多汗症の人は制汗力の強いデオドラントが重要です。

ワキガで多汗症の僕が使っているデトランスαに関しては以下のページをご参照ください。
デトランスα(アルファ)はワキガを本気で悩んでいる人は試して!

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