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起立性調節障害(OD)

起立性調節障害(OD)

このブログは寝坊の改善方法で訪れる方が多いブログです。

必ず寝坊する僕が毎朝5時30分に早起きをするようになった8つの方法

寝坊を改善する方法は上記の記事に集約していますが、この方法では治らない人も居るのが事実です。

それが中学生、高校生の寝坊です。
ティーンエージャーのなかなか治らない寝坊は起立性調節障害(OD)の可能性を疑ってください。

僕が紹介している早起きの方法だけ治らない可能性があるため、起立性調節障害に関して別にページを作成しました。


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中高生の治らない寝坊は起立性調節障害(OD)を疑って

このような症状があったら起立性調節障害を疑ってください

  • 朝に起きられない
  • 立ちくらみ
  • 全身倦怠感
  • 食欲不振
  • 立っていると気分が悪くなる
  • 失神発作
  • 動悸
  • 頭痛
  • 夜になかなか寝つけない
  • イライラ感・集中力低下

参照:起立性調節障害 ( OD : Orthostatic Dysregulation ) とは?

 

寝坊してしまい学校を遅刻してしまう、学校に行けずに登校拒否になる…といった大きなポイントばかりに目が行きがちですが、普段このような症状がないか確かめてみましょう。

起立性調節障害(OD)とは

起立性調節障害は血圧に起因する病気の一種です。
その原因は思春期の急激な身体発育であったり、心理的側面ではストレスなどと様々ですが、
これらが原因となり、自律神経(交感神経と副交感神経)がうまく機能しないことという点は変わりません。
通常は起床時に血圧が高くなります。

例えば、24時間血圧計で血圧を測定してみると、血圧は朝起きてから徐々に上昇し始め、活動する日中に高くなります。そして、夜になるにつれて下降していき、睡眠中は更に下降します。このような一日の変動パターンを日内変動といいます。

この日内変動は、自律神経の活動と深い関わりがあります。この自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類があり、一方の活動が活発な時、もう一方の活動が弱くなるという特徴があります。血圧は交感神経が活発になる日中に上昇し、副交感神経が活発になる夜中に下降します。

 

ODの場合は起床時間になっても血圧が低いために体中に血液が行き渡りません。
同時に脳の血液循環も悪くなっているため、頭がはっきりせず起きられない、アラームを消す程度に目は覚めていても判断力や反応が鈍いといった状態になります。

寝起きがとてもつらそうにしている様子など、家族が察知できる点もあるかと思います。
体調を観察しましょう。

 

寝坊の誤解をしていませんか?

夜遅くまでゲームをしている、Youtubeやニコニコ動画を見ている、テレビを見ているといったことが原因で朝起きられないと勘違いされがちですが、前述のとおり自律神経がうまく機能しないことが原因です。
これは朝だけではなく、夜にも影響があります。
OD患者は夜は活発な状態のため、ベッドに入っても眠くならないのです。

このため、夜ふかし(行動)をたしなめたとしても、
夜ふかしが起きれない原因ではないため症状の改善にはつながりません。
眠れないから夜ふかしをしてしまうのです。

病院で薬による治療(漢方による治療もあり)、家庭での生活の仕方による治療など様々なアプローチをとることが出来ます。
またすぐに完治する病気ではないことから、体調に合わせた学校生活、家庭生活が重要視されてきます。
以下に掲載している書籍で紹介されてます。

ODに関する書籍の紹介

起立性調節障害(OD)について書かれている書籍は現時点では非常に少ないのが現状です。
とはいえ、内容は非常に詳しく書かれているものばかりですので参考になりそうな書籍を手にとっていただければと思います。

書籍:起立調節障害の子どもの正しい理解と対応
医師、学校関係者、保護者の三者に向けて書かれた書籍。幅広く書かれているため一部、専門用語も含まれます。

 

書籍:起立性調節障害がよくわかる本 朝起きられない子どもの病気
この書籍は大きく図解が多く子どもと一緒に読むのに最適な本です。
学校生活の様子も図解で書かれているため教育者へ読んでもらう場合も勧めやすいと思います。 

書籍:起立性調節障害の子どもの日常生活サポートブック

親の立場から学校生活や進路について書かれている書籍。
親御さんの立場が中心となっていますので、ODの患者であるお子さんからすると少々読みづらいところもあるかもしれません。
 

書籍:朝起きられない子の意外な病気 「起立性調節障害」患者家族の体験から
ご家族の立場から何ができるのか、実際に体験したライターである筆者の経験や子どもの本音が解る一冊。
息子さんを心配する親心も書かれており親子で参考になる内容ではないかと思います。

書籍:うちの子が「朝、起きられない」にはワケがある 親子で治す起立性調節障害
漢方と心療内科を専門とした医師によって、心と体の両方から起立性調節障害にアプローチした書籍。
東洋医学の考え方や、治療に役立つ具体的な漢方薬なども紹介されている点はこの書籍ならではの構成です。
現在の治療方法がうまくいっていない場合などにも役立つ本ではないでしょうか。

 

自律神経と光の関係

人間は太陽光を目から浴びることでセロトニンを分泌することができます。
このセロトニンは自律神経(交感神経/副交感神経)のバランスを調整する役割があります。

脳内の神経伝達物質であるセロトニンは「幸せホルモン」「幸福ホルモン」とも呼ばれ「心の元気」をつくると言われています。
人間は眼から光を取り込むことで脳がセロトニンの分泌を促します。
この光は太陽光はもちろんですが、照明による光を眼から取り込むことでセロトニンが分泌されます。
セロトニンは精神を安定させるはたらきがありますが、夜はメラトニンという物質に変わり眠りをもたらします。

寒くなるとやる気が出なくなる冬季うつ病(季節性情動障害)と対策

光目覚まし時計の検討を

光目覚まし時計は太陽の代わりに目を覚ましてくれる目覚まし時計です。
かなずしも日光でなくてもセロトニンは分泌されることから、高照度の照明でも代用が可能です。

天気により光を浴びることができない場合は光目覚まし時計のライト照射機能もおすすめできます。
注意点としては2500ルクス以上の高照度でなければ意味がありません。

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詳しくは以下のページにて紹介していますのでご参照いただけたらと思います。
光目覚まし時計解説ページ


【光目覚まし時計インティスクエア公式サイト】
 

OD参考サイト

起立性調節障害サポートグループ

「チェックツール」のページでは体調不良の原因が低血圧に起因するものかを簡易的に調べることができます。

 

ODの検査・受診

診察は小児科で可能ですが、まだ広く知られている病気ではないことから適切な診断を受けられない可能性も少なからずあります。
専門医をインターネットで検索することも可能です。

 

書いている人

すいみんまなぶ

すいみんまなぶ

眠りについて必ずお役に立てるよう更新しています。 語りだすとついつい長くなっちゃいます。